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見える化のピラミッド

会社が素晴らしい結果を出すにはどうすれば良いでしょうか?これは会社が、賢く、良い意図を持つ社員で構成されていたとしても容易なことではありません。社員全員が同じ方向を向くようにすることは難しく、その全員が同じ目標に向かって進み続けるようにすることは一層難しいことです。

課題の 1 つは木だけを見ずに森を見ることです。人々の多くは日常の業務をこなすことにほぼすべての時間を費やすため、簡単にその詳細に気を取られて全体像を見失ってしまいます。これは危険なミスです。つい、間違った目標の実現に向けて最適化を図ることになりかねないからです。

その一方で、社員が現実を直視し続けるようにすることも困難な場合があります。大きな夢を持つことは大切ですが、その実現に向けた具体策がなければその高い志はただの夢で終わってしまうでしょう。

Asanaでは、見える化のピラミッドを用いて、業務の経営レベルの目的およびその業務に期待される具体的な結果の実現に、メンバー全員が照準を合わせられるようにしています。見える化のピラミッドは、私たちが製品ロードマップやビジネス計画などを作成するときに、長期的な大志がどのような形で短期的な目標の上に積み上げられているのかを表します。私たちは定期的に見える化のピラミッドに立ち戻り、皆が同じ認識を持ち、自分たちの戦略とその実行に自信を持ち、個人が全体像に見合った決断をできるようにしています。

チームと会社全体が明確な目的、計画、および責任を持てば、全員が最良の仕事をすることができます。そして、見える化のピラミッドは、すべてがどのようにかみ合っているのかを私たちに示してくれます。ですから、毎日取り組む業務を決定するにあたり、チームメンバーはそれぞれの KR 達成に役立つ優先順位の高いプロジェクトやタスクを選択できます。それが結果として年間目標の達成を助け、最終的にはミッションの達成につながるのです。

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